« トラベル・レポート 長野 黒子豚、拝まれる | トップページ | トラベル・レポート 長野 地獄の栗おこわ定食 »

2009年1月 8日 (木)

シネマごしっぷ 粋なジョークブックが発売された

20090108スティーブン・キングの傑作ホラー小説をスタンリー・キューブリック監督が映画化した「シャイニング」(80)の中で、ジャック・ニコルソン扮する主人公の小説家ジャック・トランスが執筆していた小説が実際に本として発売された。

本のタイトルは「All Work and No Play Makes Jack a Dull Boy」
著者名はジャック・トランス。
といってもこれは、ニューヨーク在住のアーティスト、フィル・ビューラーが仕掛けたジョークブックだ。

雪に閉ざされた山間のリゾートホテルに冬場の管理人としてやってきた、スランプ中の小説家とその妻と5歳の息子。
彼らが遭遇する恐怖を描いたこの映画の中でも最も恐ろしく印象的なのが、ジャックが広いロビーで1人、一心不乱にタイプライターで打ち込んでいた“小説”の内容を妻ウェンディ(シェリー・デュバル)が目にしたシーンだろう。
そこにはただひたすら、「All Work and No Play Makes Jack a Dull Boy」のフレーズが繰り返されているだけだった……。
ジャックの狂気をまざまざと見せつけた名場面だ。
「仕事ばかりしているとダメになる/よく学び、よく遊べ」といった意味のことわざだが、今回出版された本には80ページにわたってこのフレーズがレイアウトされている。

シャイニングを見たことがある人は、妻ウェンディが小説の内容を目にするシーンを忘れる事はできない。
誰も助けにこれない雪山のホテルの中で、夫が発狂してしまったのだから。
映画を見た人ならば、このジョークブックの面白さも分かるはず。
粋であるとさえ言える。
キューブリック監督の大ファンである爺さん。
この小説、欲しい。

« トラベル・レポート 長野 黒子豚、拝まれる | トップページ | トラベル・レポート 長野 地獄の栗おこわ定食 »

シネマ と ドラマ ごしっぷ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。