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2009年5月17日 (日)

トラベル・レポート 長崎、平戸 田平天主堂

20090517空腹と戦いながら佐賀県をさらに西へ、長崎県平戸市に到着。
そのまま田平天主堂(たびらてんしゅどう)という教会に到着。
丘陵地の上に立つ赤煉瓦造りの教会からは
平戸瀬戸とそこに架かる平戸大橋が望められ、写真や絵画の題材としてもよく用いられる。
2007年「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の
一つとして世界遺産暫定リストへの追加が決定している。
レンガ作りの教会なんだけど、すぐに凄い年月がたっていること分かる。
他の観光客は誰もいない。
教会の横側に入り口があり、ドアを引いてみたのだが、開かない。
どうやら誰もいないし、入れないらしい。

田平天主堂の教会内部は美しく、特にステンドグラスが見所の1つ。
簡潔なデザインが多いステンドグラスだが、ここの物は、まるで絵のように美しいという。
しかしステンドグラスは中から見る物なので、外側からだと、なんとなく色が付いている、なんとなく絵が描かれているのが分かる、くらいである。

諦め半分で教会の正面に回り、ドアを引いてみると・・・開いた!!
中に入れる!! ラッキーである。
横の入り口に「正面のドアは開いています」と書いてくれればいいのに・・・と思ったのだが、どちらかというと観光客はお呼び出ないようであり、地元の人とひっそりと信仰を守っている といった感じ。
中に入ると、空気ががらりと変わった。
初めて教会に入ったという事もあるのだろうけど、神聖な空気が間違いなく流れている。
静まり返った教会内に、先ほどの絵画のようなステンドグラスからカラフルな光が差し込む。
時間が止まっているかのような感覚と、長い時間がたったような感覚、生かされているような感覚になる。
心が洗われるようだ というのはこういう事なのだと、身体で理解した。
神聖な場所にいるという事と、日頃の苦しさを思い出し、それも受け入れてくれるような空気を感じ、涙が出そうになった。
本当に本当に素晴らしかった。

平戸は隠れキリシタンが多くいた土地である。
キリスト教徒は迫害され、処刑された。
教会の隣には墓地があり、そこには日本風の墓の上に十字架が乗っている。
これは仏教徒だと偽り、日本風の墓をつくっておき、明治維新後にキリスト教徒だと言えるようになってから、墓の上に十字架をつけたのかもしれない という話になった。
また、墓の刻まれた日本名の上に、マリア、ヨハネ、ペトロ、ヨゼフなどの名前が刻んである。
自分がキリスト教徒だと公に言えるようになった時、墓に十字架をかけられるようになったとき、名前にキリストにまつわる名前を付けられるようになった時。
どれほど嬉しかっただろうと考えていた。

外観、内装、ステンドグラス、墓地、どれをとっても素晴らしかった。
次回、切支丹(キリシタン)資料館にて、迫害の凄まじさを目の当たりにします。

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