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2011年5月15日 (日)

自分のルーツを感じる旅、スプーンで放り込め

弟が亡くなってから、もっとこうしておけば という考えは消えません。
その影響からか、養護老人ホームに入っている、もう痴呆がだいぶ進んでしまった、母方の婆ちゃんに会っておこうと思うようになっていた。
95歳、いつどうなってもおかしくない歳だ。
もう亡くなった後に、こうしておけば という後悔はしたくないのだ。
っというわけで、今日はこの婆ちゃんに初めて会いに行ってきた。

名簿に名前を記入し、老人達が集まっている広間に行ったは良いが、婆ちゃんがどこにいるか分からない。
顔を忘れたわけではないが、全員がコチラを見ているわけではないし、下を向いている人もいるし、人数も多い。
30秒ほどかかってようやく婆ちゃんを見つけた。

挨拶しても、名前を呼んでも、リアクションは無い婆ちゃん。
僕の事をマー君、マー君と呼んでくれていたのは、もう20年も30年も前の話なんだなぁと痛感。
また一回り小さくなったように感じた婆ちゃん。
昼食の時間に合わせて行った事もあり、すぐに昼食が運ばれてきた。

全ての料理が細かく刻んであって、喉に詰まりそうな物は無い。
一度料理を作ってから、細かく切る作業は、一手間だし、大変な事だろう。
そして、すこし広間の雰囲気に慣れてきたからか、周りを見てみる余裕が出てきたのだが、スタッフが若い。
僕よりも若いような子たちが、お年寄りを一生懸命面倒見ている。
対応もとても丁寧で、本当に頭が下がる。
自分にもこの仕事が出来るか?と言われたら、絶対に無理だが、こういう人に感謝される仕事っていうのはやりがいがあるだろうなと思う。
そういう仕事に就きたいものだとちょっと思った。

婆ちゃんはいつも出てきた食事で遊んでしまって、食べ終わるのが一番最後になってしまうそうなのだが、この日はしっかりと食べ、というかコチラが、次々と口にスプーンでおかずを放り込んでいたからなのだが、しっかりと完食。
ヘルパーさんも、今日はしっかり食べましたね と言ってくれました。
という事はいつもは、ヘルパーさんの手をわずらわせているって事なんでしょうね。

食事も終わり、歯磨きの時間が来てしまったので(一人ひとり丁寧に歯磨きもしてくれる、本当に頭が下がる)宜しくお願いしますとスタッフ一人ひとりに挨拶して帰ってきた。

栃テレが大音量で流れていたので、婆ちゃんの小さい声が聞こえなく、聞こえたとしても、もう言葉も忘れてしまったのだが、何を言っているのかをしっかりと聞いてみたかったな。

もう風邪でもひいたら、即亡くなってしまうような状態になってしまい、家に連れてきて一緒に過ごすような事は出来なくなってしまったが、とりあえず、一つまた、前進したような(何が前進なのか自分でも分からないが)気分になった。

この人がいたから、今の自分がある。
そんな自分のルーツを探るような出来事だったし、命とは? とか 両親の老後はどうなるのか? という不安、 そして自分の今後など色々と考えさせられる時間だった。
でもイイ事をしたのは間違いないので、ちょっと気持ちの整理がついたかな?

いつもはコタツでゴロゴロしているだけの毎日ですが、今日の行いは合格点をあげようかと思う。

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